南米スリナムのコッペナーメ川の水中映像
スリナムを流れるコッペナーメ川の水中映像。 クリアウォーターの環境と黄色っぽい薄めのブラックウォーターの水中映像が流れます。 冒頭では様々な種類のレポリナスが泳ぐ姿が伺えます。 模様のバリエーションが面白いレポリナスですが、様々な種類が一緒に生息していて、石に生えた苔を必死についばんでいる行動が見られます。これほど多様なレポリナスが泳ぐ映像は珍しく、とても興味深いですね。 周りには近い種類であるアノストムスやパロドン、ペツラノスの姿もあります。
トービートパイクカラシンやブリコノプス、ブリコンのような中型カラシンの姿もあります。ブリコン(ホロブリコン?)はある程度の群で行動しているのがよくわかります。 ノソノソと蠢く大型の淡水エイの姿もありますが、砂と泥を被っていて種類はよくわかりません。 石の間を泳ぐ数種類のプレコの姿もあります。
シクリッドは、ギアナカラ、クレニキクラ(パイクシクリッド)、キクラ(ピーコックバス、ツクナレ)の姿が映し出されています。 動画後半には、キクラが板状の流木に沢山の卵を産み付けていて、それを守っている貴重な姿が映っています。 その板流木の下にパイクシクリッドが居る姿が映っており、なかなか面白いです。
映っている環境には白砂に赤味がかった茶色い砂利が散らばり、黒っぽい石が沢山転がっています。 石や岩が中心の枝や落ち葉も見られますがあまり多くはありません。 そして水草は一切生えていません。 岩や石の周りにどういう魚がどんな行動をしているかを見るにはとても参考になる動画です。 サイズがある程度揃った中型の魚が様々泳いでいますから、このままのワイルドアクアリウムを創れたらとても面白そうです。