沖縄、西表島の川の水中映像

日本の南西の端、沖縄県の八重山諸島の1つ、イリオモテヤマネコで有名な西表島を流れる川の水中映像です。西表島と言えば美しい自然が残り、特に海にダイビングで訪れる人が多い島ですが、河川もあります。河口は広大なマングローブ帯になっているのも有名ですが、この映像は淡水域の映像のようです。

角の取れた丸い岩や石が散乱し、そこに砂が被ったような環境。大きい岩に丸く穴が開いている様子も見えます。熱帯地域ですが、南米のような白砂が広がる環境とはかなり印象が違います。水草も一切生えていない地味な印象の水景が広がっていますが、そこに輝くようなブルーグリーンが美しいナンヨウボウズハゼの姿があります。複数の発色したオスがメスを追いかける様子が映し出されています。こういう石が転がる環境にナンヨウボウズハゼが輝く水槽は、地味ながらシンプルでかっこよく、是非挑戦したいワイルドアクアリウムのテーマです。ボウズハゼの仲間は太平洋沿岸を中心に広く分布していますが、他の地域のナンヨウボウズハゼもよく似た環境に生息しているようです。